

治験ボランティアという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「治験」というのは、「治療」と「試験」とを組み合わせたものです。
さまざまな疾患を治療する際、医薬品を用いるのはごく普通のことですが、医薬品が治療に
使用されるには、当然のことながらその疾患に対する治療効果と、人体に用いることへの安全性が
充分に証明され、認められなければなりません。
治験は、医薬品が安全で且つ一定の治療効果を持つものであるという認定を受けるために
必要なデータをとるための、とても重要な試験なのです。
治験は動物実験などではなく、実際にある特定の疾患や症状を持つ人に医薬品を投与して行われるもので、
ボランティアによって支えられているのが現状です。
治験ボランティアとして試験に参加するには、まず無料登録をします。
治験に参加するための登録自体には費用はかかりません。
また、通院や入院で時間を割かなければならない、食事制限があるなどの負担に対し、
負担軽減費という名目で協力に対する謝礼が支払われます。
治験ボランティアに無料登録すると、効果的な医薬品の開発に協力することで
医療の発展に貢献できるという社会的な意義ばかりでなく、参加する本人にもメリットがあります。
中でも最も大きいのは、治験に参加する際には健康診断などを受けるため、
自身の健康状態を確認することができるという点でしょう。
治験ボランティアは参加する治験を指定されるわけではなく、無料登録したボランティア団体から提示される
治験の実施情報の中から、自分が希望するものだけに参加する形になっています。
不眠や高血圧など、気になる症状がある場合には、それに関連する治験にボランティアとして参加することで、
専門医の診察と適切なアドバイスを受けることができ、社会の役に立ちながら自分自身の健康を維持することができるのです。
治験ボランティアとして無料登録するには、各ボランティア団体で定められた条件を満たす必要があります。
関東圏で実施される治験に協力する医学ボランティア団体「JCVN」では、東京、神奈川、千葉、埼玉に在住の
40歳以上の方で、脳疾患や心疾患、ガンといった重大な疾患にかかったことがない方の参加協力を求めています。
自身の健康を維持するためにも、治験ボランティアへの無料登録はとても意義のあるものです。

